革財布含め革製品を購入しようとすると、必ず”ヌメ革”という言葉と出会うだろう。
では、そもそも”ヌメ革”とは何なんだろうか?
ヌメ革こそ革の中の革!
”ヌメ革”とは植物の渋に含まれる成分のタンニンで原皮をなめし、表面加工(染色・塗装)をほぼ施さずに仕上げた革のこととなる。
”素上げ革”とも呼ばれている。
革そのものの風合い、味わいが絶対的な魅力でナチュラルレザーといわれている。
広義にタンニン鞣しで作られた牛革をヌメ革と呼んでいる。
ヌメ革とは加工法の名前なので、必ずしも牛でなければならないということはない。
また、ヌメ革は基本的にあまり厚みのないものとなるので、厚みがあるヌメ革に対しては『サドルレザー』と呼ばれ区別されている。
しかし、ヌメ革とサドルレザーの区別は曖昧である。
ヌメ革の特徴(長所と短所)
それではヌメ革の特徴を5つに分けて紹介しよう。
◆革自体の風合い(色・艶・柔らかさ)が楽しめる。
◆最低限の加工のみのため、その動物のもっている皺やキズ、血管の痕がそのまま革の模様として現る為、非常に個性的になり、”革”というもの実感できる。
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◆染色や塗装を施していない為、廃棄された時にも土の中で微生物などにより自然に分解され、自然環境にも優しいとされている。
◆表面に傷はつきやすいが、素材自体が丈夫なので、手入れや使い方で10年20年と長く使用できる。
◆表面加工が施されていないため、とにかく非常に水に弱いため(使い始めの最初の内は特に)、シミになりやすい。
使い込んで、表面に自然のコーティングが出来るまでは神経質にならざる得ないかもしれない。
ヌメ革のまとめ
ヌメ革の特徴をざっくりと5つ紹介したわけだが、
ほかの革に比べると、少々手かかるのは止むおえないだろう。
それでも革自体の温かみや素材を肌で感じることが出来る唯一の革になるのがヌメ革だろう。
革財布含め革製品を使うのであれば、一生の内に一度は本格的に使いたい革である。
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