革財布含め革製品の購入を考えるときに”マットーネ”という名称を聞くだろう。
マットーネとは、仔牛(生後6ヶ月以内)の皮を使用した牛革の中では最高級の皮革となる。
参照記事⇒『財布やバッグ(革製品)の素材に注目!牛革には6種類ある!?』
仔牛の皮をバケッタ製法(約1000年の歴史をもつ伝統ある製法)という加工法で皮革職人が加工する。
※バケッタ製法とはタンニン鞣しを施した後、天然オイルをじっくりと手作業で加脂していく加工方法となる。
そして、ガゼインによる加工(卵白を原料に使用する)を施し、独特の美しい光沢や艶が出ることになる。
上記から理解できる様に、マットーネは非常に時間と手間がかかっている皮革となる。
マットーネの特徴とは
◆革に表れる本来のシワや独特の光沢感
マットーネは仔牛が生きていた頃のバラや傷跡が残されてれおり、革製品一つ一つがオリジナルとなり、革の表情に異なりが見られる。
ガゼイン加工により独特の光沢感が魅力となる。
◆マットーネは他の革製品と比較すると扱いやすい
元々マットーネのバケッタ製法により多くのオイルが含まれており、革が乾燥しにくい。
その為、日々の手入れ・メンテナンスが非常に楽となるだろう。
また、仔牛の皮を使用しているがゆえに比較的柔らかいというのも扱いやすい理由の1つだ。
他の皮革でも言えることだが、特にマットーネの一番の手入れ・メンテナンス方法は日常的に使用するに尽きる。
⇒『ブライドルレザーとは?英国伝統の歴史ある製法!人気と魅力!』
⇒『財布の素材!コードバンとは?馬の臀部?最高級の革の王様?』etc.
◆マットーネ独特の経年変化
メットーネは製法段階でガゼインによる加工を行う為、使い込めば使い込む程に独特の光沢感が増し。
マットーネだけの経年変化を楽しむことができる。
マットーネでも気付けなければならないこと
と、この記事ではマットーネの特徴を徹底調査ということで紹介してきた。
独特の経年変化を楽しみたいのならマットーネの購入はおすすめだ。
皮革製品の中でも価格も手頃な部類になるだろう。
しかし、マットーネも他の皮革と同様に水には非常に弱い。
⇒『新しく購入した革財布を長持ちさせる!すぐに出来る手入れ方法と注意!』
その為、水濡れには十分に気をつけた方がいいだろう。
マットーネの革を使用した革財布の取扱い店舗/ブランド
⇒皮革製品専門店ココマイスターの公式サイト!評価とレビュー!
※マットーネとはココマイスターでのみ扱われる皮革(呼称)となっている。