電子書籍化のメリットとデメリットとは!?紙媒体の今後はどうなる?

紙媒体と電子書籍

「紙媒体の書籍はもう古い!」

いまや、低コストで読みやすい、電子書籍の時代だと謳われはじめている。


電子書籍のほうが確かに紙を無駄にすることがない。
となると環境にも優しいのは間違いないだろう。

そして今ではスマホやタブレットはみんなが持っている時代にもなっている。
電子書籍に拍車をかける状況にもあるわけだ。

紙媒体と比較した時に若干ではあるが単価が高くなる電子書籍なのだが、
それでも電子書籍は持ち運びも便利で、スマホやタブレット一つで多くの情報を得ることができる。

紙媒体の本よりも電子書籍の方がはるかにメリットが多くある様に考えられるだろう。

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でも電子書籍化は思ったよりも進んでいない?

しかし一方で、電子書籍化はあまりすすんでいない事実もある。

それは、電子書籍を簡単に読む端末である”電子書籍リーダー(kindleなど)”の価格が高いということにある。

そして電子書籍リーダーの用途が”電子書籍を読む”それだけしかないということ。
また、画面の文字をずっと見ていることに抵抗があるという人も多いことなど。

とさまざまな理由があるのだ。

電子書籍化が進んでいない本当の理由

しかし、電子書籍化が進んでいない本当の理由は、作者のほうにあるということなのだ。

本を書いている作者はもともと紙媒体の本に慣れ親しんできた人ばかりである。

紙媒体で読むことの重みを好んでいる作者が多いというのだ。

作者としては、インターネット(電子書籍)の文章ではなかなか出すことができないものもあるようだ。
その一つには、文章と文章の間の行間を読むなどができないことに抵抗があるのだという。

上記を含めた、様々な理由から電子書籍になかなか手を出さない作者も多いというのだ。

絵本の電子書籍化の問題

紙媒体と電子書籍1

一方では絵本の電子書籍化の問題があがっている。

絵本を電子書籍化することは非常に簡単なことだ。

絵をアップロードし、そこに文字を載せる。
ページ数もそんなにない場合も多い。

そういった理由から絵本は簡単に電子書籍としてアップロードできる。

しかしながら、絵本特有の手作りのような絵の描き方や、
親が絵本をもって、子供に読ませるときなど、絵本が電子書籍になると、
次のページを開くときのわくわく感がなくなってしまうのだ。

絵本には、扉絵があるものあるだろう。
子供の頃にそんな扉絵の絵本が好きだった人も多いかもしれない。

次のページを開くと、

ライオンの絵が大きくなったり、
蛇の絵が描いてあるところには、その蛇が次のページまでのびていたり、
絵が飛び出してくるものまであった。

そういった色々なギミックを作ることができるのが絵本の楽しみの一つでもある。

絵本には絵本にしかない。
そういった楽しみ方や作り方があるのだ。

こういったことは、電子書籍には出せない絵本(紙媒体)だけの魅力になるだろう。

それでも今後は電子書籍化が進むだろう

今後も電子書籍化は進むと考えられる。

紙媒体の本の実用的なデメリットとして、どうしてもかさばってしまうことが挙げられるだろう。

ゆえに、本屋さんで本を買うことで荷物となり、持ち帰ったりするには重いと感じることさえあるだろう。
ほかにも色々と不便なことが多いのも事実としてある。

そんなことから今や人気作家も電子書籍化に向けて動いているというのだ。

やはり絵本の電子書籍化はないのか

しかし、今のところ、絵本は電子書籍化された例はない。
ある絵本作家は電子書籍化の話を受けたときに断ったという例もあるようだ。

その理由の一つには、
『絵本らしい良さがなくなる』
からだったそうだ。

確かに、絵本が電子書籍化された場合、何を楽しむかといえば、
その物語のストーリーだけになる。

絵やギミックが再現されたとしても目がいかないかもしれない。

また、幼少期の子供に電子機器を長時間見せることも子供の発育の悪影響となる可能性だってある。
電子書籍であれば、大人がいなくても、子供だけで見ることもできるかもしれない。

だが、大人と子供のコミュニケーションの妨げにもなるということも考えられる。
それに絵本が与える子供の成長のためのよさが消えてしまいかねない。

紙媒体の本と電子書籍

この先、電子書籍化は徐々に進むことになると考えられる。

電子書籍化が進んでいく中で、読み手が忘れてはならないことがある。

それはただ単に本のストーリーを読むだけで満足するのではなく、
本の内容が私達に与える影響も意識しなければならないのではないだろうか。

高齢者や昔からの本の読者からはやはり紙媒体が良いという声も多い。
だが、その一方で、若者からは、今まで本を読むことは少なかったが、
インターネットやメディアを使って読めるということで、とっつきやすくなったという声も挙がっているという。

今後、紙媒体の本と電子書籍、どちらの良い面も行使していくことが大切になってくるだろう。

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