コードバンとは革の中では最高級革とされている。
独特の硬質の素材感と革の輝きから、
”革のダイヤモンド”や”キングオブレザー”
”革の王様”や”革の宝石”
と様々な呼ばれ方をされている。
皮革製品に興味を持ったら一度は所有したくなるだろう。
それくらいコードバンは魅力的なのだ。
見た目的にも、ツルツル、テカテカで特徴的な革となるため、一度見たらすぐに覚えるだろうな。
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コードバンとは
元々は農耕馬のお尻の一部からしか採取することが出来ない皮革となる。
馬の臀部の表皮を丁寧に削り、その奥にある厚さ2mm程度の繊維質がコードバン層と呼ばれる。
さらに、この皮を削った”内側部分”のみがコードバンとして流通される革となる。
一頭から採取出来る量は非常に少なく、年々入手困難となり、貴重な革になる。
※現在では、農耕用の馬というのは生産されておらず、食肉用の馬から生産されている。
世界でも1ヶ月に数千等分ほどしか採取することが出来ない。
主にスペイン・フランスの比較的大きな馬から採取されている。
コードバンを一生に一度は所有している?
実は身近なところでコードバンは使われている。
それはランドセルである。
※コードバンはかなり稀少な革となる。
その為、現在では多くのランドセルがコードバンに似せた牛革や合成皮革になっている。
一般的に6年間使用するランドセルにはコードバンの強度は非常に適している。
コードバンの強度は牛革の2~3倍程あるといわれており、繊維が細かい為、キズや汚れにも強い。
その為、長期的に使い続けることが可能であり、手入れを怠らなければ一生使っていける程だ。
牛革の参照記事
⇒『財布の素材(革製品)には牛革が多い!?3つの理由とは!?』
⇒『財布やバッグ(革製品)の素材に注目!牛革には6種類ある!?』
コードバンの染色方法は、革自体の耐久性が非常に高い為、染めるというよりは、何度も色を塗り重ねるという方法となる。
最後にコードバンという名前の由来だが、通説では”スペインのコルドバという地名”からきているようだ。
コードバンは希少価値も非常に高いことがご理解頂けたと思う、そういった理由もあり、コードバンの商品は価格もそれなりに高いこととなるわけだ。