kyu-san(@KKyusan)です。
俺の世代で言えば、幼少時代から「ドラゴンボール」「幽遊白書」「スラムダンク」etc.が絶大な人気を博していた。
俺の世代が分かる参照記事
⇒『俺は10年間ラバーソールという厚底の靴を愛用中!ダサい?』
Contents
鳥山明の名前のセンス
そんな中で俺は鳥山明が書くドラゴンボールにおける名前のセンスが天才的だと当時から思っていた。
もちろん画力は当たり前の様に天才だ。
絵には漫画家、イラストレーター自身の個性が表れる。
絵を見ただけで誰が書いたんだなというのはすぐに分かる。
非常に大事なことだ。
鳥山明の絵は印象的でドラゴンクエスト・クロノトリガーetc.見ただけですぐに分かるだろう。
しかし、今回は俺が鳥山明のマンガにおける登場人物のネーミングセンスが天才的だと感じる件になる。
特にドラゴンボールはすごい。
例えば、ブルマの家族の構成になると。
父親の名前がブリーフ博士。
後にブルマとベジータの間に生まれる子供の名前がトランクス、そしてブラ。
全て下着に統一されている。
ちなみにブルマの母親の名前は公表されていない。
しかし、鳥山明がインタビューを受けた際にブルマの母親に名前を付けるなら「パンチー」にしただろうということを語っている。
それ以外は俺も考えられない。
むしろ勝手にパンチーだと思っていたくらいだ。
名前の伏線で物語を導いている
鳥山明の名前のセンスはドラゴンボールの連載が始まった時からの関連性がすごいのだ。
連載が始まった最初の敵はウーロンだった。
ドラゴンボールにおける最初の展開はウーロンから始まり、ヤムチャ・ピラフと続く。
ドラゴンボールの展開するストーリーはピラフ大王まででとりあえず一括りだろうと俺は思っている。
そして、レッドリボン軍→ピッコロ大魔王→サイヤ人→フリーザ・・・と続いていく。
サイヤ人とフリーザとの関係は映画になるほど深いものだが、そのバックボーンはアニメや漫画ではほとんどチラ見せ(読者を気にさせる)くらいのものだ。
要するにディレクターズカットみたいなものになる。
鳥山明の名前のセンスは全てにおいて絶品だが、今回は一部にフォーカスしたい。
ドラゴンボールが始まり、サイヤ人登場までの鳥山明の名前のセンスが絶品なところだ。
特にピラフ一味までは最高だろう。
物語が始まり、色々な人物が登場する。
ウーロン、そしてヤムチャ、その相棒がプーアル。
その後、ピラフ一味が現れ、ピラフの部下がシュウとマイ。
全て中華料理で統一されているわけだ。
そして、この敵達が始まりというのはドラゴンボールというタイトルにも相応しい。
そもそも、ドラゴン(竜)もボール(鞠)も中国から日本に伝わってきたものになる為だ。
竜(りゅう、りょう、たつ、龍)は、中国神話の生物。古来神秘的な存在として位置づけられてきた。
そして孫悟空も西遊記である。
孫 悟空は、中国の四大奇書小説『西遊記』の主要登場キャラクターの一人である上仙。今も崇拝される道教の神でもあり、香港をはじめ、台湾や東南アジアでは一般に斉天大聖(せいてんたいせい)の号で呼ばれ、信仰されている
そういった事も含め、ドラゴンボールはかなり良いスタートを切っている。
物語自体もさることながら違う角度からも面白い。
それはサイヤ人・フリーザ編に関しても同じことだ。
実に天才的だと思う。
サイヤ人は野菜を文字っているというのは有名だろう。
で、悟空のサイヤ人としての本当の名前はカカロット。
その悟空の兄の名前はラディッツ。
カカロットはもちろんキャロット(人参)だろう。
兄のラディッツはラディッシュ(二十日大根)。
しかし、俺はラディッツはラディッシュだけではなく、ラビット(うさぎ)にもかかっているんじゃないだろうかと考えている。
人参を狩りに来たうさぎというわけだ。
そうなれば兎人参化という名前の付け方も面白い。
兎人参化の登場はこの先のドラゴンボールの行先を暗示しているということだ。
この時点ではカカロットという名前はまだ分かっていない。
そして悟空のサイヤ人の名前カカロットは人参。
人参もこれまた中国から伝わってきたものになる。
ドラゴンボールは名前の伏線だけで考えると物語の初めからベジータまでは構想としてあったのではないだろうかと考えらる。
実際色々と都市伝説のあるドラゴンボールだが自分なりに楽しめればいいだろう。
新たに”ドラゴンボールの伏線”を発見した。
参考:【ドラゴンボール】”サイヤ人の強さ”と”野菜の栄養素”は関係している!?